2015年04月12日

世界への挑戦4(海外で何をやっていくか?)

世界への挑戦において自分の目的ややるべきことは常にしっかり考えていかなくてはなりません。
世界への挑戦1(決意の理由)でも書いたことを読んでいただいてからこちらは読んでいただきたいと思います。

もし私がお金持ちになりたかったらバーテンダーという仕事は選ばなかったでしょう。お金持ちになりたいなら飲食業なんかよりもっと他にも効率的な仕事があるからです。
私がバーテンダーになった理由
もちろん飲食業である程度の財を成すことはできると思います。しかし、飲食業にはお金儲けということよりも違った楽しみがあります。お客様に味や雰囲気、サービスなどを楽しんでいただくという喜び。多くの人々と出会うことができいろんな話を聞くこともすごく楽しいことです。
普段の生活では出会わないような人とも出会うことができるのです。カウンターで繰り広げられる会話はビジネス、恋愛、日常のことなど様々です。多くの人々の価値観や感情、知識、経験といったものを知ることができます。こんなありがたい経験ができるのもバーテンダーならではのことです。
当然、バーに限ったことではありませんが、飲食店の営業というのはビジネスです。お店に利益を与え、一緒に働くスタッフたちとともに給料を稼がなくてはなりません。
ここまでの話だと海外とは関係ないかもしれません、しかし今からなぜ海外なのかということをお話させていただきます。
世界への挑戦1(決意の理由)を読んでいただいてるということ前提でお話させていただきます。
まず、日本と海外ではバーテンダーの立ち位置というか目指すものが少し違います。そして、飲食業に限ったことではありませんがビジネスの形も少し違います。
日本と違い海外のバーテンダーは独立志向はほとんどありません。立ち位置もウェイターなどと同じであまりプロという意識の高いバーテンダーは多くはありません。(近年の香港は変わってまいりましたが)
これに関しては今後どんどん変わっていくと思いますし、日本のバースタイルに近いものが増えていくでしょう。
そして、今私が海外で必要とされるバーテンダーの理想を考えるにあたって重要なことが一つあります。
それはマネージメント能力ということです。
詳しい内容はカテゴリ「自分のめざすもの」で書かせていただきますが、ここではなぜそれが必要かということを書かせていただこうと思います。
まず、会社の経営においても日本と海外の傾向には少し違いがあります。
日本の場合先ほども話したように独立志向というものが高いということもあり、創業者がそのまま経営のトップであり現場を仕切るトップの経営者となる会社組織が比較的多いです。例えば本田技研の本田宗一郎さんや松下電器の松下幸之助さんのような方々がわかりやすい例です。そして創業者から代替わりしても同族経営をおこなう会社も比較的多く見られます。
では海外はというと、比較的経営者がプロに経営や運営を任せることが多いです。日本国内の例でいうと日産のカルロスゴーンさんのような形です。出資者と現場のトップは別です。出資者は経営のプロにすべてを任せてその人物では経営状態がよくなければ、出資者が経営のトップを替えるという形で経営の舵取りはプロに任せることが多いのです。
わかりやすい例でいえばプロスポーツチームの経営者と監督のようなものでしょうか?少し位置関係は違いますが、経営者は采配や育成などをプロの監督に任せるのと同じようなことです。
そして海外でプロのバーテンダーでやっていくうえでは少なからずともある程度のマネージメントスキルは必要だと思うのです。
なぜなら、日本からわざわざ高い給料を払って呼ぶわけですから、下っ端のポジションというわけにはいきません。最低でもバー内の原価率の管理やストックコントロールくらいはできないとなりません。しかしそれだけでは少ないと思うのです。大きいお店なら別ですが、小さいお店となればトップのポジションに立つことになると思うのです。
そこで必要なのはマネージメントスキルです。
それがいずれ「この人を入れればお店が良くなる」という結果に繋がり、いろんなところからオファーが来ることに繋がります。私はそういうトータル的な意味合いで現場側のプロとして海外で活躍していきたいと思ってます。
カクテルを作る技術やお酒の知識も大事ですが、マネージメントスキルを養い、外国人スタッフを引っ張っていくリーダーシップを磨いていくことがプロのバーテンダーとして海外でやっていく一つのテーマだと思ってます。

Hirakawa
posted by Robusto at 23:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 世界への挑戦 | 更新情報をチェックする

2015年04月09日

世界への挑戦3(海外に出た当初)

世界への挑戦1(決意の理由)でも書かせていただいた通り、私は日本人のプロフェッショナルなバーテンダーがどんどん世界に出ていける時代がきてほしいと願っております。だからこそ、海外での経験をこのようにブログとして一般公開し多くの方々に情報をシェアできればと思ってやっております。
やはり島国日本と海外ではいろいろと大きな違いがあります。日本でトップクラスのバーテンダーだからといって海外にでても、いきなり同じようなことができるかといえばそうではないと思うのです。お店に来るお客様も違うし環境や一緒に働くスタッフも全く違うところでは簡単には同じことはできません。
ここ香港でも私が来たばかりの2008年には日本人のバーテンダーはわずかしかいませんでしたし、当時私が働いていたお店でもほとんどが日本人のお客様でしたし、外国人に日本人のバーテンディングの良さはほとんど伝わっておりませんでした。ジャパニーズバーテンダーの需要なんてほとんど無いに等しいものでした。2009年頃上海に行ってた時代もそうでした。上海に日本人のバーテンダーはたくさんいたものの日本人が集まるエリアで主に日本人客を中心に営業していたお店ばかりでした。
当然、それでは世界にアピールすることは難しく、私がやりたいスタイルとはまったく別のものでした。
1a11aa2.jpg
どの業界でも同じようなことがいえるのではないかと思います。
たとえば現在の香港はジャパニーズラーメンブームですが、私が来たばかりのころは日本スタイルのラーメン屋さんなどは数えるほどしかありませんでした。当時はラーメンの堅麺というものは受け入れられるような環境ではなくラーメンだけでなくパスタでもなんでもブヨブヨの柔らかい麺に需要がありました。
そんな当時の香港で挑戦をはじめた日本のいくつかのラーメン屋さんが今の香港のラーメンブームを作ったのは間違いない事実だと思うのです。
当時、「香港人には味がわからない」とか「日本人と違って外国人は味覚音痴だから」と何もやらないで上から目線だった人たちがいた中、「今はまだ途上状態だけど日本の味を知ってもらいたい」とか「香港の人たちの需要に合わせて少しずつでも」と努力してきた人たちがいるんです。そういう人たちが切り開いたのが今のジャパニーズラーメンブームです。「これが日本の味だから」と言ってお客様の好みや需要も考えず、工夫や努力もせずに「自分たちの味」を売れる時代ではなかったと思います。
当時は正直、日本人の口には合わないと思えるようなものが意外と流行ってたりもしました。でも、それをただ単に「不味い」と思うだけの人はそれだけだと思います。もしそこにお客さんが入っていて賑わっているなら、そこには何かがあるのです。当時の日本人の多くが「香港は日本よりラーメンがまずい」って言ってました。ただその当時に日本とまるっきし同じものを作ってもビジネスがうまくいっていたとは限らないと思うのです。
当然、当時は日本と同じような麺を手に入れるのは難しかったです。当時はまだ今ほどの需要や人気が無かったので高い価格設定にするのもリスクがあり、需要の少ない特殊原材料などはコスト的にも使いにくかったと思います。しかし、今新しく香港に進出してきたラーメン屋さんはみんなやりたい放題です。その環境を作ったのは以前より香港で頑張ってきたラーメン屋さんがあったからこそです。
お店のある商圏でそれだけの需要があるか?そしてそれがどれだけのビジネスに繋がるか?ということが大事であって、そこで売れなければ誰がうまいと言おうとこだわっていようとビジネスとしては成り立たないのです。
わかりやすくここ香港で極端に需要の伸びたラーメン業界に例えましたが、これはラーメンだけでなく他の分野にも言えることです。
もちろん我々バー業界もです。今でこそここ香港でも日本人バーテンダーのお店に多くの外国人が訪れ楽しむ時代になってきました。2008年当時はまだそのような需要はありませんでした。今でこそ1杯のカクテルで100HKD以上取るのが当たり前になってきましたが、当時は70-80HKDくらいが相場でした。香港人も外国人も香港においてカクテルというものをオーダーなどしない時代でした。
香港には少し前にカクテルブームがきました。今までワインやビールしか飲んでいなかったような人たちもカクテルをオーダーする時代になったのです。
「需要を作る」というフロンティア的なことも我々はやっていかなくてはいけないと思うのです。それが去年の広州での挑戦の一つの理由でもありました。
簡単ではありません。努力や苦労はもちろん忍耐も必要です。いつ訪れるかわからない未来を信じてやらなきゃいけないのですから不安もあります。
私はお金儲けがしたくて海外に来たわけではありません。お金儲けがしたいだけなら便乗商売のほうが楽でしょう。
私はわずかでもいいから未来を変えたいと思ってます。もちろんそんなに大それたことができるほどの力はありませんが、努力をすれば何かが変わるはずなんです。できないと思って何もやらないより、どうなるかわからない未来に向かってできる限りの努力をして生きていきたいと思ってます。
需要の無いところ、少ないところに需要を作るというのも私のやりたい挑戦のテーマの一つです。

Hirakawa
posted by Robusto at 09:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 世界への挑戦 | 更新情報をチェックする

2015年03月30日

世界への挑戦2(香港にした理由)

今回も過去記事の編集コピーです。
そして世界への挑戦1(決意の理由)からのつづきです。
*****************************
海外へ出ようという考えを持ったのは前回の記事で掲載させていただいた通りなのですが、もちろん考えるだけでは何も始まりません。
そのきっかけをくださったのがお客様の一言でした。
『海外に出てみたら?』
という一言でした。

それ以降、お客様からいろいろと海外のお話しをうかがったり、自分で調べたりもしてみました。

それも私の意識をどんどん変えていきました。

最初の考えが浅はかだった頃は格好いいからUSAやヨーロッパなどに行きたいと考えていましたが、根拠のないイメージや感覚的な判断で決めてしまうのではなく、自分の野望や目標をしっかり達成できる場所を選ぶべきだと思いたどり着いたのが、この香港でした。

●国際都市で幅広く多くの国々の外国人居住者や海外からの出張者、観光客などが多いので世界の人々にアピールがしやすい。
●就労VISAの取得も比較的しやすい。(2008年当時)
●物価バランスがよく生活がしやすい。(2008年当時)
●公的には違うが実質上の第二公用語と言ってもいいくらい英語がたくさん使われているが、第一公用語ではないので私の未熟な英語でもどうにかやっていけそうだということ。
●そして、同じアジアであるので家族に何かあったときにすぐに帰国できるということ。
●香港の人達は日本人に対して非常に好意的で完全にアウェーな状態ではないということ。

以上のような理由で、香港が最適な場所だと判断しました。
後に実際に他国にも行って飲食店事情や現地物価による収支予測などをしてみましたが、やはり香港が一番理想的であり、何よりも私の目的を達成するための多くの条件が揃っているのです。

自分の目的を達成させる為には、所属するお店もしっかり成功させなくてはなりません。
お店を繁栄させることこそ、バーテンダーとしての一番の実力証明になると思っています。

世界中のオーナー達に日本人のバーテンダーを雇用するメリットをしっかり感じてもらう必要があると思っています。
397906_2776463377968_1449609669_2813952_562123579_n

*****************************
上記記事は過去に書いた記事を編集したものです。近況はあらためて皆さんに報告させていただきたいと思います。

Hirakawa
世界への挑戦3(海外に出た当初)
世界への挑戦1(決意の理由)
posted by Robusto at 14:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 世界への挑戦 | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。