2015年04月01日

海外のバー事情1(キャッシュオンデリバリー)

今回はバー の支払い方法について。
海外ではキャッシュオンデリバリーという支払い方法をとるお店が比較的多いです。日本人には慣れない支払い方法で面倒くさいという方も多いかもしれませんが、このシステムでないと逆に面倒くさい問題を引き起こすことも多いのでこのシステムを取るところが多いです。
その理由を分かりやすく説明します。
理由① スタンディング客が多いお店。特に西洋人は立って飲むのが好きな方が多いです。こういったお店ではお客様が決まったところにいないので、伝票の管理が難しいということが理由でこのシステムにします。クラブ(踊る)やディスコなどもこれが理由でこのシステムにしています。
理由②お客様同士のグループの特定がしにくい。①と理由は似ていますが、知り合いと途中からジョインしたり先に出てしまうお客様がいるとお会計の際の支払いが複雑になってしまうためオーダーの都度にお会計すれば把握が しやすくなります。パブなどの気軽に人々が仲良くなってジョインしたり奢ったりするようなお店では非常に分かりやすくお会計ができます。
理由③ 人事の効率化。これはお店側の都合ですが、とくに忙しいお店ではお客様が直接カウンターでバーテンダーにオーダーをしてバーテンダーは言われたオーダーを次々に作りお金と引き換えにオーダーを渡すという形にすればウェイトレスはいらず、たくさんのお客様を効率的に対応していけます。オーダーのセルフサービスという形になりますが、こういうスタイルのお店は比較的安くで飲むことができますし、それもお店の雰囲気のひとつとなります。
理由④チップシステムの影響。これもお店側の都合です。国にもよりますが飲食店従事者にとってチップというものが非常に大事な収入源となる国もあります。お会計の回数が増えることによってチップが増える可能性があるのと同時に、チップがシェア制でなく担当制である場合は、毎回お会計時にチップをもらうことにより、各自がもらえる配分がわかりやすくなります。たくさんオーダーをとってサービス をするスタッフのほうがたくさんチップをもらえるということになりサービス効率をあげることに繋がります。
理由⑤取りっぱぐれない。今の時代飲み逃げなんてなかなかないとは思いますが、パブなどではお一人様客が多く、お会計を先にいただいておけば席を立たれても安心ですし、万が一お客様が酔いつぶれて支払い不能になってしまったりするようなことになっても事前にもらっていれば安心です。お客様の財布から勝手にお金をいただくわけにもいきませんので・・・

これらが主なキャッシュオンデリバリーにする理由だと思います。海外のバーで働くとこのシステムがどれだけ有効なシステムかということがしみじみわかります。
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2009年SOHOのCheri-Cheriで働いていたとき(画像は私がCheri-Cheriで働いていたときのものです。)週末は次から次にお客様がカウンターに押し掛けてきて、聞こえるオーダーを片っ端からつくってお金と交換して缶のボックスにお金を放り込んでました。お酒を作るだけでなく、瞬時にお会計をしなくてはならないのでオーダーの金額がしっかり頭に入っていて暗算も素早くする必要がありました。今思えば素晴らしい経験だったなと思います。
日本ではなかなかこのシステムは定着しません。お酒を飲むスタイルの違いもありますし、チップの習慣の有無も あると思いますが、一番は紙幣の最小単価の違いが大きいのではないかなと個人的には思います。日本は紙幣の最小単価が1000円です。香港ドルの10ドルやUSドルの1ドルはどちらも100円前後相当です。硬貨での支払いは非常に面倒ですしおつりでたくさんもらうのも非常に不便です。気軽にお会計がしやすいというのもひとつの理由であるということを考えると日本ではCODシステムはなかなか定着しにくそうですよね。
posted by Robusto at 20:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外のバー事情 | 更新情報をチェックする
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