2015年04月29日

経済社会が人類に与えたものと失うもの 1(そもそもお金とは何か?)

現代の経済体制は永久に続くものではありません。私は今までいろんなことを調べた知識のうえでそう思っています。それをここで書かせていただこうと思います。
できるだけわかりやすく書くために長くなると思いますので、何回かに分けて書かせていただきます。

現代社会においてお金というものは非常に重要な役割をしております。
なぜなら物々交換の時代ではなかなか存在し難かったサービス業というものや専門職というものが、現代社会においてこんなにたくさん存在できているのはお金というシステムがあるからこそなのです。

では、お金というものはそもそも何なのでしょうか?
現在の貨幣のルーツにあたる鋳造貨幣が作られたのが紀元前7世紀に現在のトルコのあたりに存在したリディア王国だと言われてます。
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遥か昔、物々交換という原始的な方法では不便だったということから物品貨幣というものが生まれました。石や貝、穀物などといったものが現代の硬貨のような形で使われていましたが、いずれそれらよりも価値のある金や銀などの金属というものが物品貨幣として多く使われるようになりました。しかし金属の場合だと重さにバラツキがあるので重さを量ってその価値を確認しなければなりませんでした。
リディア国があったトルコの位置をご存知の方はわかると思いますが、トルコの位置は東西の交易路の中心となる場所でヨーロッパとアジアを行き来する場合には非常に便利な場所にありましたので公益の盛んなところだったというのは容易に想像ができます。
そんな交易の盛んなところで様々なものが取引される中で、一定量の重さで作られた硬貨なら重さを量らずとも数量でやり取りをするということができます。そこでそんな便利な鋳造貨幣というシステムが出来上がったのです。

さて、それでは考えてみましょう。
欲しい物品に対してそれに見合った分の価値の金属を交換するということは物々交換の頃から変わらないシステムです。
現代社会でもその原則はほぼ変わりません。世の中のものにはだいたい相場というものがあって需要や供給のバランスによって物の価値はある程度決まっており。その物品を手に入れるためにはそれに見合ったお金が支払われます。それが売買取引です。
売買取引の基本は「価値ある物品と同等の価値の貨幣を交換する」ということです。

しかし、昔と現代ではちょっと違う点があります。
その一つは現代の貨幣のほとんどが国家が発行、保証をする通貨というものを使っているということです。昔は人々が同等の価値だと認めた金属や物品が貨幣となっていましたが、現在は国家がそれを管理しています。
そしてその現代の国家が管理する貨幣は鋳造硬貨だけでなく銀行券という紙で作られた紙幣も使われています。
というわけで次回は紙幣とは何か?ということを書かせていただこうと思います。
posted by Robusto at 09:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記「人類について」 | 更新情報をチェックする

2015年04月27日

仕事においての私の考え方1 観点を広く持つ

世の中の人々はものごとをシンプルに考えようとします。
当然、理解度合いや判断のしやすさを考えるとものごとをシンプルに考えるというのはいいことなのですが、状況によっては平面的に考えていたことを立体的に考えればよりものごとへの考え方は深まっていきます。
そして観点の広さを持つということもものごとを考えるうえで非常に大切なことだと思います。
今回は観点について話させていただきます。

たとえば、ニンジンは「美味しい」と答える人もいればニンジンは「不味い」と答える人もいます。
だからニンジンは美味しいものとも不味いものとも言えません。個人の見解や好みによって違うのですから。

私はお酒を売る仕事をしていますので、主観的な判断だけでものごとを判断しないように心がけています。
なぜならもし自分が甘党なら甘いものしかうまくおすすめができなくなってしまい、甘いものが苦手な人には的確なおすすめができなくなりかねないし、自分の好みでしかカクテルや食べ物を作れなくなってしまうからです。
お客様によって甘いものが好きな人も甘いのが嫌いな人もいますし、アルコールが強いものを好む人もいればアルコールが苦手な人もいるからです。
お客様の立場になってものごとを判断できなくてはいけません。
主観的な考えももちろん持ってはいますが、客観的な視点に立ってものごとを判断することができなくてはプロとは言えないと思います。

なのである一つの飲み物をおすすめするにしても
「これは美味しいですよ。」
というおすすめはプロフェッショナルではないと思うのです。そこには「美味しい」という個人的な主観しかなく何の情報もないからです
「これは少し甘めだけど酸味があるからバランスも良くてフルーティーな味わいです。」
などとお客様が判断しやすい味わいに関する詳細をできるだけ伝えることが大事です。
それをお客様が
「私は甘いのが嫌い」とか「酸味が苦手」ということで他のものを選ぶ判断材料にすることもあるし、それがお客様の嗜好に合い、「美味しそう」と感じてもらえればお客様も安心してオーダーできると思うのです。
自分が美味しいと思うものが必ずしもすべての人に美味しいと感じてもらえるものではないのです。

自分の価値観でものごとを判断し、他人にそれを押し付けるのはよきサービスマンとは言えないと私は思います。
特に
美味しい⇔不味い
好き⇔嫌い
などというのはかなり主観的な表現なので、個人的な好みなどを聞かれた場合は別ですがプロがおすすめをする際にはあまり使わないほうがいいワードだと思います。
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そしてもう一つ
二極的な考え方をしないということです。これも観点の持ち方の問題なんですが先ほどまでは個人の視点の違いということでしたが、同一人物でも状況などによっては評価や感じ方が変わるということです。

たとえばAというワインとBというワインがあったとしましょう。
魚料理を食べている時にときこの二つを飲み比べたらAというワインのほうがおいしく感じたとしましょう。
しかし、肉料理と一緒だったらBのほうがおいしく感じられたとします。
この場合には美味しい⇔不味いという二極的で平面的な判断では両者を比較することは難しく立体的に判断していかなくてはなりません。
ほかにも食前や食後だったり気温やシチュエーションなどによっても味わいの感じ方は変わります。
暑い夏のビーチではホットカクテルよりトロピカルカクテルのほうがおいしいと感じる人が多いでしょうが、冬の寒い日には逆にトロピカルカクテルよりホットカクテルのほうがいいと思う人が多いと思います。

多くの人はものごとをシンプルに考えたがります。細かい説明をされても面倒くさいと思う人も多いとは思います。だから簡単に「なんか美味しいもの頂戴」って言う人がいるのも仕方ないのかもしれませんが、できるかぎりお客様の好みに合わせたものを提供して喜んでもらうためには、お客様の好みや嗜好を聞いてそれに合わせたおすすめをしていかなければなりません。
どんなプロフェッショナルでも顔や容姿を見ただけでは好みのものを的確に当てることなどできません。超能力者なら話は別なんでしょうが・・・

Hirakawa
posted by Robusto at 09:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事の考え方 | 更新情報をチェックする

2015年04月24日

自分の目指すもの4(マネージメント3人事管理)

前回までにお話したのは原価管理やコンセプトなどという比較的経験や理論的な理解とアイデアがあればある程度できるものなんですが、今回お話しする人材管理というのはそれぞれの個性や人間性というものが影響してしまうので一筋縄ではいかないものです。
そして人材というのはお店そのものがどうなっていくかに影響していきます。
マネージャーとしての人材管理ではどういうことが大事かと言いますと
①人件費(Labor cost)管理
いいスタッフをたくさん揃えるにこしたことはありませんが、会社の利益を考えて人件費をコントロールしないとなりません。当然経費が増えれば利益は減るわけですから。
店内のオペレーションの効率化などをして必要人員を減らすということも人件費のコントロールに繋がることです。人件費(主にレギュラースタッフ)は固定費となるものでお店が暇でもそれに比例して減るものではないのでコントロールが難しいコストの一つです。そしてマネージメントの中でもとても大事なものの一つです。
②人員管理
お店の内容やつくりにもよりますが、お店には必要人員、適正人員というものがあります。
10人が適正のお店で8人しかスタッフがいなければ、どこかでスタッフに無理がかかったりサービスが行き届かなくてお客様に迷惑をかけたりします。そして、スタッフも同じ給料で仕事だけがキツくなってしまったら、ストレスや不満がたまり退職する人がさらにでて悪循環を生みかねません。
お店の商品レベルやサービスレベルを維持するためにはしっかりと人員を確保しなくてはなりません。お客様にはスタッフが多いとか少ないとかいう事情はわかりませんし、関係のないことです。
人が少ないから手抜きしてもいいものでもありませんし、サービスが行き届かないということに対して「人が少ないから仕方ない」というお店側の勝手な理論は通用しません。
サービスというものは人があって成り立つものですのでサービス業においてはとても大事なものです。
そして、できるだけ長く続けてくれるスタッフを持つということも大事なことです。経験や信頼関係、連携力など一緒にやりながら培われるものというものはたくさんあります。
在籍スタッフ数の管理だけでなくシフト組みや休暇管理など人員管理のやるべきことはいろいろとあります。
③人材育成
私はマネージャー業務において一番重要視している項目です。
詳しくはカテゴリのリーダーシップ論(リンク)をご覧いただければ、私が人材育成というものをどれだけ重要視しているかわかっていただけるのではないかと思います。
スタッフを育てるためには、スタッフが前向きに頑張れる環境を作らなくてはいけません。そうしてスタッフが前向きに向上心を持つようになればサービスや商品の質もあがりお店の雰囲気もよくなっていくものです。そうなると長く続けてくれるスタッフも増えていくことになります。スタッフの意識改善、向上意識の植え付けというのはとても効果的で、現場のトップであるマネージャーにとって一番大事なことだと私は思ってます。
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人を管理するためには経験やスキル、知識といったものも必要ですが優しさや思いやり、厳しさ、そして愛が必要だと思います。そういった意味では人から信頼されるマネージャーになるという目標を持つことは自分自身の人間性を高めるためにもとても素晴らしいことだと私は信じています。
特に私の仕事バーテンダーというものは自分がカクテルを作れるだけでは仕事になりません。自分だけがお酒の知識を持っていても仕事はうまくまわせません。
一緒に働く人々のステップアップを助けることが自分のステップアップになるのです。
マネージャー業務というものはとても奥深くておもしろいものだと私は思っています。

Hirakawa
posted by Robusto at 07:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 自分のめざすもの | 更新情報をチェックする

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